1984年からTAMAのドラムを愛用しているメタリカのラーズ・ウルリッヒ。そのエンドース契約40周年を記念し、ラーズのシグネチャー・ドラム・キットが全世界72台限定で発売されることが決定した。

 TAMA　LU62GBS　オープンプライス
※写真のスネア・ドラム、スタンド類、ペダル、シンバルは付属対象外

このアニバーサリー・キットの基本的なスペックは、ラーズが絶大な信頼を寄せるStarclassic Mapleをベースとしており、2023〜24年にかけて開催されたメタリカのツアー「M72 World Tour」で使用したドラム・キットが再現されている。

アルバム『72 Seasons』にインスパイアされたというカスタム・イエロー・フィニッシュとカスタム・グロスブラック・ハードウェアを組み合わせたルックスは、インパクト抜群。22“×16”バス・ドラム（×2）、10″×8″と12″×10″のタム、16“×14”＆16“x16”のフロア・タムがパッケージされており、ラーズの直筆サイン入り認定書も付属するとのこと。

Starclassic Maple同様、タム類は5mm厚のメイプル6プライ・シェルに、亜鉛ダイキャスト・フープを装備。セッティングをスムーズにするQuick Lock Tom Bracketsを搭載し、金属同士が接触してしまう部分にラバーを装着することで、シェルの振動を逃さずに豊かな鳴りを実現している。タム類のヘッドは、レモのコーテッド・エンペラー（トップ）とエボニー・アンバサダー（ボトム）の組み合わせとなっている。

バス・ドラムは、7mm厚のメイプル8プライ・シェル。打面ヘッドはレモのエボニー・アンバサダー（＋ウレタン・リングミュート）で、フロント・ヘッドのセンター部分に穴開け加工が施されている点が特徴。

なお、TAMAのYouTubeチャンネルには、ラーズが歴代のドラム・キットについて語る貴重な動画が公開中。懐かしい機材も登場しているので、併せてチェックしてみてほしい。