演奏性を追求！
Vドラムのミドル・モデルが
バージョン・アップ

V-Drumsの中価格帯モデルがバージョン・アップ！

今回登場したのは、Acoustic Design SeriesのVAD507（試奏レポートはこちら）にも搭載されているTD-27 Ver2.0を備えたTD-27KV2と、同時期に発売されたTD-17KVX2。TD-17KVXのバージョン・アップ機にあたる本機は、より省スペース設計のドラム・キットとなっており、2枚のクラッシュ・シンバルは薄型パッドにリプレース。13″だったライドも14″の薄型パッドへ、そしてデジタル・ハイハットも採用され、演奏感を向上させている。

音源モジュールTD-17は、新規キット20種類（VAD307搭載のTD-17は10種類）を追加したVer.2.0に進化。エフェクト機能も拡張され、音色カスタマイズの幅が広がった他、Roland Cloudにも対応していく予定。

Review

省スペースながらも自然な演奏感
楽しい音色は練習時間が増え
上達へとつながる

省スペースながらも自然な演奏感で、練習に特化し、進化を遂げたこちらのモデルですが、目を惹くのが12インチのメッシュ・ヘッド・スネアです。大きめサイズで実際のスネアの演奏感にかなり近く、オープン・リム・ショット時のリムと打点の関係も非常に自然です。

シンバルも薄型になり、打感や揺れ方がより自然になりました。ハイハットは通常のスタンドに直接取りつけるので、左足を踏んだときの感覚がダイレクトに感じられ、オープン・クローズも違和感なく演奏できます。

また、音源モジュールのTD-17には20キット（VAD307搭載のTD-17は10キット）が新しく追加されましたが、どの音源も今時の音色で、シティ・ポップやトラップといった楽曲にもバッチリハマりそうです。コーチ・モードでは、ゲーム感覚でクリックと正確に合わせる練習や、テンポ・キープの練習ができますし、どのキットも演奏していて楽しい音色、音像なので、自然と練習時間が増え、上達へとつながっていくでしょう。