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カノウプスのコスパ抜群エントリー・モデル= Session Kitの実力を検証!|博士 山本拓矢が試したNEW PRODUCTS

  • Photo:Takashi Yashima Review:Takuya Yamamoto

CANOPUS
Session Kit 〜SK-20S & SK-16S〜

カノウプスより、コスト・パフォーマンスに優れたモデルが登場。バス・ドラム、タム、フロア・タム、スネア・ドラムがセットになっており、シェルはすべてホワイト・バーチ。木目を生かしたナチュラルなオイル・フィニッシュで、バーチの豊かな中低音域を堪能できる。

幅広いジャンルに対応できるオールラウンドな20″バス・ドラムのセットと、持ち運びも便利で、小規模会場やストリートなどで活躍しそうな16″バス・ドラムという2つのパッケージがラインナップされる。

エントリー・モデルの価格帯ながら
妥協を感じさせない即戦力となる仕上がり

価格帯はいわゆるエントリーのレンジですが、サウンドや感触は、本格的な仕上がりです。オイル・フィニッシュによるナチュラルさと、6.5mm厚のストレートな8プライ・ホワイト・バーチ・シェルという組み合わせ、サイズ毎に調整された最適なラグ数などによって、まったく妥協の感じられない、優れたバランスが実現されています。

テンション・ボルト周りの組み上げや、パーツの選択、処理がしっかり管理されており、非常に快適なチューニングが可能です。レモから調達しているアジア製のUTヘッドも、以前に比べて品質が向上している印象で、間違いなく即戦力です。高域のパンチは控えめですが、一方で中低域は充実しており、豊かな鳴りのおかげで、ミュートによる調整の余地があるので、音作りの基礎を学ぶ上でも良いベースになるでしょう。16インチにはライザーが付属していますが、スパーは直置きにも対応しています。スネアのスイッチも良い感触です。