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博士 山本拓矢が試した【2024年10月号】のNEW PRODUCTS!〜LUDWIG Classic Oak Snare Drum〜

クラシック・オークに新色が登場!
ラディック定番機の実力を検証

メイプルをオークで挟んだコンポジット・シェルを採用し、中低域豊かなサウンドを奏でるラディックのクラシック・オークに新色が登場。木目を生かした美しいナチュラル塗装仕上げで、スネア・ドラムではブラウン・バースト/ブルー・バースト/グリーン・バーストの3種類がラインナップ。14″×6.5″モデルのみ、白と黒のカラーがインパクト抜群のBanditペイントも選択可能。

標準装備のヘッドやスナッピーなどの仕様変更も定着してきたこのタイミングで、ラディック定番機の実力を検証する。

LS764XXK2(14″×6.5″) ¥126,500

Review

現代的な仕様だがラディックらしい音色
守備範囲が広く特にライヴで重宝しそう

2010年頃に発売されたKeystone Seriesの流れを汲む、オークとメイプルのクロスオーヴァー・シェルをフィーチャーしたシリーズです。内外45度のデュアル・エッジということで、現代的な仕様です。マホガニーやポプラを用いて、丸みを帯びたラウンド・エッジを削り出したような、往年の仕様からはかけ離れていますが、それでもラディックらしいサウンドを感じられるのは、興味深いですね。

パワフルなオークの個性を軸としてメイプルを加えることで低域のバランス調整を行い、エッジ形状に対応した素材の配置が行われている点に独自性があります。現代の楽器らしく、守備範囲は広い方だと思いますが、パンチの効いた強力なアタックが印象的で、特にライヴで重宝しそうです。ラウドな音楽でも十分に実力を発揮できるでしょう。

GEAR SPEC

Classic Oak LS764XXK2 ¥126,500

【シェル】】オーク1プライ+メイプル3プライ+オーク1プライ(計6.5mm厚)
【サイズ】14″×5″、14″×6.5″
【フープ】プレス・フープ(スティール2.3mm厚/ 10テンション)
【ヘッド】ラディック/レモ<トップ:コーテッド・アンバサダー、ボトム:スネアサイド・アンバサダー>
【ストレイナー】P88AC
【スナッピー】18本線(L1963)
【カラー(新色)】Brown Burst、Blue Burst、Green Burst、Bandit(14″×6.5″のみ)

製品ページ:https://www.nonaka.com/ludwig/products/snaredrum/index_classicoak.html