デニス・チェンバースの
シグネチャー・スネア第3弾が発売！
3つのスナッピーにより
幅広い音作りを可能に

デニス・チェンバースのシグネチャー・スネア第3弾が完成。

トップとボトムでテンション数が異なる“マルチ・ラグ”仕様はそのままに、本製品はトップが10テンションに変更。シェルは4プライのレインフォースメントつきのメイプル4プライを採用している。

またフープはダイキャストであるマスターキャストフープを装備。剛性の高さで倍音を適度にまとめつつ、パワフルなアタック感が得られるとのこと。

さらに、個別に調整が可能な3つのスナッピーを備えるなど、こだわりの詰まった設計により、豊かで重厚な中低域とクリアでタイトな高域を併せ持ち、幅広く独自の音作りを可能にするという。

https://www.youtube.com/watch?v=xk-G2H0OdCk

Review

個性的なルックスながら
音の懐の深さが計り知れない

過去にも製品化されているデニス・チェンバースのシグネチャー・スネアは、毎度個性的な仕様ですが、今回もかなり攻めた構成にな っています。

まず目を惹くのが、上下で異なるラグ数を採用した独特な構造。一世代前のものより、トップが2つ減っています。4プライ（5mm 厚）に同じく4プライのレインフォースメントを施したメイプル・シェルに、マスターキャスト（ダイキャスト）・フープと小さめのラグという組み合わせの結果、ハイ・ピ ッチにしても中低域に余裕が感じられ、シェルのポテンシャルが余すことなく引き出されている印象です。

これまでのアイコニックな多段階ストレイナーではなく、シンフォニック・カスタム・シリーズなどで採用されていた、3本独立型のマルチティンバー・ストレイナーに変更されていますが、3本すべてがコイル・タイプという新しい組み合わせです。音決めに苦労することはありませんが、懐の深さは底が見えません。