ドイツの老舗メーカー、ROHEMAより、目的に合わせた5Aシリーズと、ブラシ、ロッズ、が国内販売を開始した。

5A Speed Stickは、アンディ・ギルマンとの共同開発で生まれた、スピード感のある快適なドラム・プレイを目指したモデル。グリップの親指と人差し指の当たる部分に凹みを設けることにより、スティック・コントロールの快適さを追求。人差し指と中指で挟み込んで握る奏法でも均等なストロークとスピードを可能にしているという。

対して5A Stick Controlは、親指と人差し指の位置にリング状の加工を施したモデル。この“マーキング”により常に最適なポジションを意識できるとのこと。初心者であればこのマーキングにより、グリップ位置の目印としても活用することができる。

また、王道の5Aにも改良がなされた。EvolutionはClassic 5Aよりも木の密度を高くしたことで耐久性が向上したモデル。さらにグリップ・エンドを尖った形状に加工し、手元を軽量化したことで重心がチップ寄りに。より素早いストロークを可能にするという。

ブラシ＆ロッズにはROHEMA初となるモデルも登場。Carbon Rodsはスプルース材の芯を中心に、9本のカーボンファイバー・ロッドを束ねたロッズで、全体の重量が軽減。耐久性にも優れているという。グリップ表面はハニカム仕様となっており、快適なプレイのための握り心地も追求している。

ヨーロッパ産のソルガムきびを束ねたStraw Brushは太さの違う2種類がラインアップ。ロッズとしてはもちろん、先端のゴム・バンドをグリップ部分まで移動するとブラシとしても使用可能。ドラム・セットでの小音量の演奏の他、カホンとの相性もお勧めとのこと。