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    Pearl創立80周年公式ソング「Together, We Shine」|TOSHI NAGAI&飯石真之社長が語る、楽曲に込めた想い

    今年創立80周年を迎えたPearl(パール)。そのアニバーサリーを記念して制作された公式ソング「Together, We Shine」は、TOSHI NAGAIの発案から始まり、オマー・ハキムをはじめ、Pearlと縁の深いミュージシャンが参加して完成した。10月17日に開催される「Pearl 80th Anniversary Fest.」Day3での初披露を前に、発案者であるTOSHI NAGAIと、作詞を手がけた飯石真之社長の言葉を通して、楽曲誕生の経緯と、そこに込められた想いに迫る。

    Interview ①
    TOSHI NAGAI

    “始まりの音”を未来へつなぐ
    「Together, We Shine」

    ●まずは80周年を迎えたパールへのメッセージをお願いします。
    TOSHI
    :80周年を迎えられたパール楽器のみなさん、本当におめでとうございます。パール楽器はこれまで80年に渡り、世界中のドラマー、世界の音楽を支え続けてきた素晴らしい楽器メーカーです。僕自身も長い間、パールの楽器と共に音楽を続けてきましたが、その1つ1つの楽器に込められた、ものづくりへの探究心や情熱には、いつも驚かされ、そしてたくさんの力をもらっています。

    今回、「Together, We Shine」の制作に携わらせていただいたことで、あらためてパール楽器の歴史や、楽器づくりに対する想いを深く知ることができました。特に飯石真之社長が掲げている、楽器メーカとして「人々が音楽を楽しむ、豊かで活力のある社会づくりに貢献しよう」という言葉に、とても感銘を受けました。楽器を作るということは、単に音を出す道具を作ることではなく、人と人をつなぎ、音楽を通して未来を創っていくことなのだと、今回の制作を通してあらためて感じました。

    これまで80年間、音楽の未来を支え続けてきたパール楽器に、心から感謝しています。そしてこれからも、パール楽器が世界中のミュージシャンと共に、新しい音楽の歴史を創り続けていくことを願っています。パール楽器、80周年、本当におめでとうございます。これからも一緒に、音楽の未来を輝かせていきましょう!

    ●公式テーマ・ソング「Together, We Shine」は、TOSHIさんのフィルからスタートします。オマーとの冒頭のフィルの絡みは意識したのでしょうか? また、全体を通してドラムのアプローチはどのように考えていきましたか?
    TOSHI
    :今回の「Together, We Shine」は、パール楽器の80周年を記念する曲なので、まずはパールの歴史や、これからの未来を感じられるような音にしたいと思いました。冒頭のフィルは、僕から始まって、そこにオマーが加わってくることで、世代や国境を越えてドラマーがつながっていくようなイメージを持たせています。1小節のフィルを1・2拍目が僕で3・4拍目がオマーになってます。

    パールは80年前、譜面台の製造から始まった会社です。今回、その原点である譜面台をスティックで叩いた音も録音しています。始まりの音を、未来へつないでいくという想いで! ドラムという楽器は楽曲を支えるだけではなく、時には前に出て、時には他の楽器と一体になって、曲そのものを動かしていく。 そんなアプローチを心がけました。

    ●オマーのテイクは現地でレコーディングした音源ということですが、初めてその音源を聴いたときの率直な感想を教えてください。
    TOSHI:最初に聴いたときは、「やっぱりオマーはすごいな!」というのが率直な感想でした。もちろん技術的に素晴らしいのですが、それ以上に、音の存在感やグルーヴ、そして自分の音楽をしっかり持っていることをあらためて感じました。

    国も世代も違う2人のドラマーが、1つの曲の中に音楽性を絡めて存在している。そこが今回の「Together, We Shine」の大きな魅力の1つだと思います。

    パール・ドラマーが一堂に集う特別な1日

    ●TOSHIさんが出演する80周年イベントの3日目は、4日間の中でも一番多くのパール・ドラマーが出演します。この日の見どころを教えてください。
    TOSHI
    :3日目は、本当にたくさんのパール・ドラマーが集まるので、それぞれのドラマーが持っている個性や音の違いを感じてもらいたいですね。同じパールのドラムを使っていても、叩く人によって音楽も音色も表現も全然違います。そこがドラムという楽器の面白さであり、パールドラムの魅力だと思います。

    そして今回は80周年という節目なので、これまでパールが作ってきた歴史と、これからの未来を、いろいろなドラマーの演奏を通して感じてもらえる1日になると思います。僕自身も、その中の1人として、しっかり音楽を届けたいと思っています。

    僕自身、たくさんのパール・ドラマーと同じ場所で音を出せることが楽しみでワクワクしてます。ドラマーって、普段は1人でドラムを叩いている時間が長いんですけど、同じメーカーを愛用しているドラマーが一堂に集まるというのは、なかなかないので、それぞれがどんな音を出して、どんな音楽を作るのか。そして、そこからどんな新しい刺激が生まれるのか。1人のドラマーとして、皆さんの演奏からたくさん刺激をもらいたいと思っています。そして何より、80周年という大きな節目を、パールを愛するみなさんと一緒にお祝いできることを楽しみにしています。

    ●最後に、パール80周年イベントに足を運んでくださるみなさんに、メッセージをお願いします!
    TOSHI
    :80年という長い歴史の中には、たくさんのドラマーやミュージシャン、そして音楽を愛するみなさんとの出会いがあったと思います。僕自身も長い間パールの楽器と共に音楽を続けてきて、たくさんの思い出と、たくさんの音楽を作ってきました。今回のイベントでは、パールが歩んできた80年の歴史を感じるだけではなく、これから先の音楽やドラムの未来も感じてもらいたいと思っています。実際に会場に来て、演奏を聴いて、楽器を見て、80周年という特別な時間を、みなさんと一緒に楽しめたらうれしいです。会場でお会いしましょう!

    Interview ②
    飯石真之
    (パール楽器製造株式会社 代表取締役社長)

    TOSHIさんのアイディアから始まった
    公式ソング「Together, We Shine」

    ●まずは80周年を迎えた率直な思いをお聞かせください。
    飯石:ここまで、パールドラムを愛用し、支えてくれたプレイヤーの皆様や関係者への感謝の気持ちを伝えたいです。そして、80周年の節目を迎え、素直にうれしいという気持ちと共に、ここが出発点であるとも考えています。これまでの歴史を祝うと共に、これからの音楽、ドラムの進化に向けて何ができるか、何をするべきなのかを考えているところです。

    ●創立80周年公式ソング「Together, We Shine」を作ろうとされた経緯をあらためて教えてください。
    飯石:きっかけは、2024年の年末に行った当社の忘年会兼クリスマスパーティでした。TOSHI(NAGAI)さんが、ご多忙にもかかわらず参加してくださり、全社員の前でドラム・パフォーマンスを披露してくださいました。

    大変盛り上がったパーティの後、ゆっくりお話しする機会があり、パールの楽器づくりについて、演奏者としての楽器や音楽に対する情熱について熱い話で盛り上がりました。そんな中、TOSHIさんが、突然「この想いを曲にして、パールソングを作りましょう!」と、おっしゃったのがきっかけとなりました。正直、そのとき私は非常にいいアイディアだけど、どうやったら実現するのか想像できませんでした。また、TOSHIさんが私に「作曲は、私の妻(作曲家Rieさん)に依頼しますので、作詞はどうでしょうか?」と頼まれましたが、なおさら私に歌詞が書けるのかどうか疑問でした。とはいえ、その日はいろいろと夢のある話で盛り上がり、楽しい時間となりました。

    そこから数ヵ月後、TOSHIさんから「パールソング・プロジェクトについて打ち合わせしましょう!」と連絡をいただきました。私は、“やはりTOSHIさんは本気だ”、と腹をくくり、「やりましょう」となったのが、経緯です。

    ●楽曲のイメージや、演奏者の選定はどのようにして行いましたか?
    飯石:まず、楽曲のイメージについては、TOSHIさんをはじめとする関係者の皆様と何度も話し合いを重ねました。会社には「社歌」、学校には「校歌」があるように、このパールソングも単なる楽曲ではなく、パールというブランドの姿や想いが自然と思い浮かぶような作品にしたいと考えました。また、楽器や音楽を愛する方々に共感していただける楽曲であることも大切なテーマでした。

    そして、パールが製造しているドラム、打楽器、フルートに加え、取り扱っているギターやアンプ、そしてヴォーカルが、それぞれの個性や魅力をしっかり発揮できることを意識しました。その一方で、単に個々の楽器が目立つのではなく、それぞれが調和し、1つの音楽として融合することを目指しました。まさに、さまざまな個性が集まりながらも、1つの作品を創り上げるパールらしさを表現したかったのです。

    演奏にご参加いただいた皆様には、日頃からパール製品とのご縁が深く、今回の楽曲やプロジェクトの趣旨に共感していただける方々をお迎えしました。お声掛けしたところ、皆様が快く賛同してくださり、このプロジェクトに参加いただけたことを大変うれしく思っています。この場をお借りして、あらためて深く感謝申し上げます。


    ●どのような思いを込めて作詞されたのでしょうか?
    飯石:正直に言うと、作詞などしたことがなかったので、初動で戸惑いました(笑)。ただ、イメージにあったのは、もともと私は会社理念や価値観に関する文書を自分で書いていましたので、まずそこから言葉や考えを見つめ直し、歌詞のアイディアを探していきました。それに加え、TOSHIさんとの会話が大きなヒントとなりました。会話の中であらためて感じたのが、音楽は1人では成り立たない、ということです。楽器をつくる「作り手」がいて、その楽器を演奏する「演奏者」がいて、そして音楽を受けとってくれる聴衆がいる。これがすべてつながったときに、「音楽の力」(Power of Music) が生まれると思いました。

    考えてみれば、世の中、誰もが異なる重要な役割を持っています。誰かが欠けては、自分を含め、みな輝くことできません。だからこそ、「誰か1人が輝くのでなく、みんながいるからこそみんなで輝ける」、という思いを込めました。

    この楽曲を聴いてくださる方に、音楽は多くの人の想いや情熱、そして支えによって成り立っていること、そして皆がつながっていることを感じていただければうれしいです。

    オマー・ハキムらと作り上げた
    パールならではのサウンド

    ●飯石さんはプロデューサーとしてもクレジットされていますが、レコーディング当日はいかがでしたか? 楽曲のサウンド面やアプローチなど、プロデューサーとしてこだわった点があれば教えてください。
    飯石
    :私自身レコーディング現場で音楽制作に関わったのは初めてで、TOSHIさんをはじめとする、プロフェッショナルのみなさんがいてくださったことは、心強かったです。正直なところ、みなさんに頼りながら、学ばせていただいた、というのが本音です。

    楽曲としては、広い世界観を持つこと、また口ずさみやすいテンポであること、それぞれの楽器が個性を感じられながらも、全体としてバランス良くフィーチャーされていることを大切にしました。さらに、素晴らしい歌とメロディを軸にしながらも、パールが打楽器メーカであることのこだわりとして、一貫したグルーヴ感があるものにしたいと考えていました。

    そして、レコーディング現場に立ち会い、楽曲が少しずつ完成していく過程を間近で見ることができたのは、非常に貴重な経験でした。特に印象的だったのは、良い楽曲を生み出すために、細部まで徹底的にこだわりながら作りあげていく姿勢です。そのプロセスをみて、楽器づくりに通じるものがあると感じました。よく耳を傾けていただくと、さまざまな音、音色、多くの工夫が散りばめられていることに気づいていただけると思います。ぜひ、お聴きください!

    ●打楽器陣のオマー・ハキムやTOSHIさん、石川 直さん、篠 奈々子さんのプレイで印象に残っているポイントを教えてください。
    飯石:まず、オマーに依頼したのは、この楽曲の雰囲気やテンポ感が、彼ならではのグルーヴ感と歌心溢れるアプローチによって、さらに味わい深いものになると思ったからです。そして、まさに期待通りのドラミングを披露してくれました。グルーヴ、ダイナミクス、シンバル・ワーク……“これこそオマー”という感じで、楽曲全体に躍動感を与えてくれました。

    楽曲の冒頭のTOSHIさんのドラム・フィルも、非常に印象的です。パールらしさが凝縮された、リスナーへの挨拶のようなインパクトのあるフレーズです。また、中盤にはTOSHIさんのタム回しフレーズと、オマーのリズムとが絡み合う場面があります。音圧、立体感が広がり、ドラムならではの迫力と躍動感が感じられます。石川さんのマーチング・スネア・プレイでは、その演奏が入ると、思わず背筋が伸びるような緊張感があります。正確無比、クリアな粒立ちのスネアサウンドで凛とした存在感を楽曲に与えてくれています。篠さんの、多彩なパーカッション・サウンドは曲に彩りを与えてくれました。実は、トライアングル、タンバリンの入るタイミングや音色の選び方が絶妙だと感じていて、ここだという瞬間に楽曲を引き立てており、思わず唸ってしまいます。

    ●80th Anniversary Fest.のDay3(10月17日)に「Together, We Shine」を初演する意味、そしてイベントへの意気込みを教えてください。
    飯石:まず、今回企画している80周年フェストは、パール80年の集大成と、これからの未来を創っていくという希望を込めたイベントにしたいと考えています。この楽曲には、これまでパールを支えてくださったお客様、アーティスト、そして関係者の方々への感謝の気持ちと、未来への希望を込めたものでもあるので、それが初めてライヴで披露されることはパールにとっての新たな歴史の一ページになると思います。

    当日は、素晴らしいミュージシャン達による演奏はもちろん、パールの世界観も感じていただける時間になるはずです。是非、会場でその瞬間を一緒に体感していただければうれしいです。

    ◉イベント情報
    Pearl Drums 80th Anniversary Fest. at CLUB CITTA’
    “Together We Shine”

    Day 1 : Opening Night Special Live ストレイテナー/Kroi
    Day 2 : Shane Gaalaas Special Live Performance

    Guest:Sam Pomanti(Keyboard)/ Kid’z(MY FIRST STORY)
    Day 3 : Pearl Global Drum Summit feat. Calvin Rodgers and Shane Gaalaas
    Guest: TOSHI NAGAI / 小笠原拓海 / 田浦 楽 / 石川 直 / Pearl Marching Arts / 篠 奈々子 / 矢堀 孝一 / BOH and more…
    Day 4 : Final Day Special Event feat. yukihiro (L’Arc-en-Ciel)

    ◉特設サイト→https://pearldrum.com/ja/80th

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