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【Drummer’s File】Tetsu
- D'ERLANGER
Profile●Tetsu:2月22日生まれ。1987年にD'ERLANGERに加入。『LA VIE EN ROSE』、『BASILISK』をリリース後、90年に解散。ZI;KILL、BODY、CRAZEでの活動を経て、2007年にD'ERLANGERを再結成。個人事務所の社長も務める他、“GREATZ UPPER"名義でデザインなども行う。バンドは2023年に最新アルバム『Rosy Moments 4D』をリリースし、全国各地を巡る精力的なライヴ活動を行っている。
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- Photo:Taichi Nishimaki
Q1:ドラムを始めたきっかけと年齢を教えてください。
15歳の頃に友達とバンドをやる話になったけど誰もドラムを選ばなかった。でもドラムでよかった!
Q2:これまでに影響を受けたドラマーは誰ですか?
宮脇”JOE”知史師匠
テリー・ボジオ
チャド・スミス
Q3:ご自身にとって思い出深い参加作品や楽曲、公演を教えてください。
●[RELEASE]D’ERLANGER『LA VIE EN ROSE』(1989年)
1日でレコーディングしたのだけど、おかげさまで勢いが最高です(笑)!?
●[LIVE]D’ERLANGER「MOON AND THE MEMORIES」(1990年10月27日/28日)
最後の曲でドラム台が上がるんだけど、あの景色は今でも覚えています。
●[LIVE]ZI;KILL「OVER THE DESERT TOWN TOUR」(1991年7月3日)
映像にもなっているけど当時はVHS発売のみで音も映像もヨレヨレになっていて……(笑)。良き思い出です。
●[RELEASE]GRAND SLAM『EASY ACTION』(1993年)
初めてゲストとしてお呼ばれしドラマーとして参加したアルバムです。バンド以外の初セッションでとても緊張しました。
●[RELEASE]BODY「I LOVE YOU」、『FLAME』(1994年)
●[LIVE]1994年5月14日 BODY「STARK NAKED FLAME~素っ裸の情熱」日本武道館
とても短い活動期間のバンドだったけど……内容濃く伝説が多々あります。
●[LIVE]CRAZE「COUNT DOWN TO FREEDOM TOUR」(1995年)
●[RELEASE]CRAZE「NAKED BLUE」、『BE CRAZY』(1995年)
ここから本格的なヤンチャが始まった気がします……(笑)。
●[RELEASE]hide TRIBUTE ALBUM 『SPIRITS』収録 M4「TELL ME」(1999年)
SAVER TIGER、D’ERLANGERを共にしたkyoと参加。
●[LIVE]CRAZE「baby punks 2000」(2000年7月28日)
新しいヴォーカルにTUSKを迎え、hide MUSEUMでLIVEを行った。思い出に残る感慨深いLIVEでした。
●[RELEASE]D’ERLANGER『LAZZARO』(2007年3月14日)
18年ぶりの再結成! こっ恥ずかしい気持ちでいっぱいだったけど、凛としたD’ERLANGERらしい楽曲たちが詰まってます。
●[RELEASE]D’ERLANGER『Rosy Moments 4D』(2023年9月13日)
何と来年は再結成19周年を迎えます。やっと作品とLIVEの在り方がわかってきたような気がします。
Q4:ドラムを叩く上で最も大切にしていることは何ですか?
バンドをやっているのでバンドのメンバーです。ドラムは信頼されるようにしっかり叩かないと!
Q5:お使いの楽器で、特にお気に入りのアイテムは何ですか?
●[ドラム・セット]最新セットである、PearlのTitanium Clear Chrome Kit(Artisan Custom Acrylic Shells)。
●[スネア・ドラム]Pearl Tricolon Shell Free Floater(Brass&Steel/Prototype/14″×4″)
●[バス・ドラム]Pearl FX Bass Drum(FiberGlass/24″×24″)
●[バス・ドラム]28″ Bass Drum Masters Custom(28″×22″)
●[シンバル]SABIAN PARAGON 14″ Hats/22″ Ride
●[シンバル]SABIAN AA Holy China
●[スネア・ドラム]GMS SOLID BRASS(14″×3.5″)
Q6:習慣にしていることや、音楽以外での趣味などがあれば教えてください。
19歳でデビューして以来ずっと音楽漬けであり、すでにライフスタイルは確立されてますが、車、釣りとキャンプが趣味で、隙あらば雑音をリセットしに通っています。
Q7:印象に残っているドラマガ本誌の記事はありますか?
2019年8月号「多点キットで攻める”華”のヘヴィ・ドラミング」
▲Q5で回答いただいたFX Bass Drum、”28” Bass Drum Masters Custom、GMS SOLID BRASSも掲載!
Q8:最後に、読者の方に向けてメッセージをお願いします!
きっとドラムは一生かかっても極めることなんてできないし、一生修行なんだと思います。高い壁をよじ登り続けるのだから、どんなドラマーでも完璧なんてないし、安心して失敗したり挫折してOK! そのとき悔しいと思ったことは必ず力になっているかと。最初は何もできなかったはず! ドラムを始めた頃の“宇宙”を忘れないこと(笑)! まずは楽しく叩きましょう! ひらめきと喜びと達成感、ずっと続けてみると、忘れた頃にきっとオリジナリティと出逢えるはず。特にバンドの一員として叩いているときが最幸だよ! 生きていく上でそれ以上が見当たらないくらい!
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