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    LTEの最新曲をドラム・カメラで捉えたポートノイの超絶ドラミング

    • Photo:Eiji Kikuchi

    3月に22年ぶりとなるアルバム『LTE3』をリリースしたマイク・ポートノイ率いる伝説のプログレッシヴ・ロック・バンド、リキッド・テンション・エクスペリメント。本作に収録された「Hypersonic」のドラム・カメラ映像が、ポートノイのYouTubeチャンネルにて公開された。

    「Hypersonic」はアルバムのオープニングを飾る8分超えのナンバーで、超絶技巧を駆使したLTEならではと言える1曲。今回アップされたドラム・カメラ映像は、先に公開された同曲のMVからポートノイのアングルを抜粋したと思われる内容で、左右のアングルからそのテクニカルなプレイを捉えている。

    ここではドラマガWebの連載セミナー、Ultimate Drum Techniqueの執筆者=松尾啓史氏にその見どころをコメントしてもらった。ぜひ参考にしながら、ポートノイの壮絶なドラミングをチェックしてみてほしい。

    楽曲にピッタリと吸いつくような正確無比なドラミングが聴いていてとても心地良く、スピーディーなフレーズを叩いているのにも関わらずドラム・サウンドがまとまっており、良い意味で音にムラがないところが特徴的。タムの使い方も非常にメロディアスで、オクタバンを含む小口径タムからの手足のコンビネーション・フレーズなど、聴く人が聴けば一発でポートノイのドラミングだとわかる印象的なフレーズが散りばめられている。またツイン・ペダルを駆使したキック連打でのヘヴィなセクションと、スプラッシュなどを駆使した軽快なセクションがうまく使い分けられているので、楽曲の展開の明暗がドラミングの表情の変化によってもわかりやすく伝わってくる。超絶でありながらもスッと耳に入ってくるリズム・パターンやフィルのフレーズ・チョイス、そしてエンタメ性が彼のドラミングの最大の魅力であると言えるだろう」(松尾啓史)。

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