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【ドラマガ22年4月号連動】日本の偉大なドラマー40 – 小関”Koseking”純匡’s Vote

好評発売中のリズム&ドラム・マガジン本誌2022年4月号では、創刊40周年記念特集Vol.2「日本の偉大なドラマー40」の投票結果を掲載。アンケートには85名のプロ・ドラマー&本誌ライターに参加していただきました。本特集は誌面&Web連動企画ということで、「ドラマガWeb」では、誌面に掲載しきれなかった投票コメントを紹介していきます。ぜひ、誌面と併せてお楽しみください!

小関“Koseking”純匡[VooDoo Hawaiians]’s vote

【Q】あなたが思う“日本の偉大なドラマー”は誰ですか?

*投票したいドラマーをコメントつきで選出(最大3名/順不同)

正木五朗[ex-上田正樹とサウス・トゥ・サウス、ザ・ヴォイス&リズム、他]

小関:強面の見かけに違わぬ圧倒的なグルーヴ! 特にファンクものはヘヴィでいて気持ち良い!なんだろう、脂っこいのに消化が良いとでも言おうか。ありきたりな表現かもしれないが、中々いない。そして叩いてる様がかっこいいね。その昔、野外イベントで遠くから聴こえてきて、エグいグルーヴに驚き、誰が叩いてるのかと?!吸い寄せられていくと、五朗さんではないか! 恐ろしくボトムがどっしりしてて音がでかいんだな。どんな規模でも届くんだね。人間離れしたパワーと野性味、間違いなく日本の宝! 御年73を超えても衰え知らず!

松本照夫[ウエスト・ロード・ブルース・バンド、金子マリ&5th Element Will、他]

小関:ヘヴィ級が五朗さんなら、ミドル級のグルーヴチャンプはこの人! ブルーズを始め、ファンク、スウィング、ラテン、ルーツ系はこの人におまかせ(本人はポップスが好きと言っているが)! あらゆるタイプのグルーヴに彩りを添え、涼しい顔で熱いドラムを叩くダンディな漢! 粋でいなせという言葉がぴったりくるドラマー。特にシャッフルが抜群に気持ち良く、いったい何通りあるのかと思うくらい、照夫さんの黄金の左手のニュアンスが絶倫! いや、絶妙! そして歌声も作曲も素晴らしく色気のかたまりのようなドラマー! もちろん女泣かせ。御年68。

岡地曙裕[吾妻光良 & The Swinging Boppers、ブレイクダウン、ボ・ガンボス、他]

小関:観たことない人はぜひ観てほしい。ジャンプ、ブルーズ、セカンドライン、R&R、ルーツ系はまとめてかかってこいって感じ。圧倒的な破壊力を持ってわしわし進む重戦車のようなグルーヴ! この人のすごいところは同じリズム・パターンでもAパート、Bパート、コーラス・パートで微妙に揺れを変えて行き、最終的に歌い手が昇天するように導くという! ああ恐ろしい。とにかくドラマティックなプレイは、聴いてよし、観てなおよし! 御年64。 

……3人に共通するのはドラマーの本業であるグルーヴ、色気、とにかく1小節目からわくわくさせてくれ、ひたすら聴衆の腰を動かす達人だということ。そして3人ともバンドが超絶カッコいい! ただ“うまい!”とかではなく、その表現が最高にカッコいい。ただそれだけなんだけど、それがずばぬけてすごい! 1人でも多くの人に体感してほしい、後世に伝えたい日本のドラマー達。今まで20年近くドラマガにずっと言ってきたけど、まったく取り上げないんだぜ! まさか観たことないんじゃあるまいよねぇ? だとしたら、“もぐり”だぜ君達!

後世に伝えたいドラマーはまだまだいるよー。3人じゃ足りない!
坂田“鬼平”紳一、武田“チャッピー”治、ジョニー吉長、島田和夫、富岡“GRICO”義広、吉田 匡 AND MORE…

リズム&ドラム・マガジン2022年4月号

リズム&ドラム・マガジン2022年4月号

特集「日本の偉大なドラマー40」誌面掲載内容

発売中のリズム&ドラム・マガジン22年4月号本誌では、プロ・ドラマーへのアンケート投票&一般SNSユーザーを対象としたWeb投票を集計し、“偉大なドラマー”としてより名前の多く挙がったプレイヤー40名を、投票者コメント(ピックアップ掲載)と共にカウントダウン形式で発表!

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