DRUM KIT LIBRARY
UP
- Photo:Tetsuro Sato
DRUM KIT
①ジャジーにチューニングされた
Yamaha Recording Custom & YD-9000の混合キット
2階層に分けられたステージにそれぞれドラム・セットが組まれ、その1階部分で使用していたのがYamaha Recoding Custom(20"&12")とYD-9000(13"&16")の混合キット。ピッチは比較的張り気味のジャジーなチューニングにしているとのことで、タムが13"→12"と並んでいる点にも注目。打面ヘッドはレモで、バス・ドラムがパワーストローク4コーテッド、タム類がスムース・ホワイト・エンペラー。SlapKlatzやティッシュ+ガムテープによるミュートが施されていた。ボトムにはクリア系のヘッドをセレクト。シンバルはジルジャンで統一。KカスタムとAをバランス良く組み込んでいる。スネア・ドラムはTAMAのベル・ブラス(90年代製)。2枚のリング・ミュートを使って倍音を調整。足回りはDWで統一。フット・ペダルは5000TDで、フェルト・ビーターをチョイス。右脇にはローランドのトリガー・ペダル=KT-10が並ぶ。ハイハット・ペダルは9000シリーズ。左手側にはSPD-SXを配置。電子楽器はサカナクションの音世界を表現するのに欠かせないアイテムとなっている。スティックはレルニのH-147MAをベースに長さを短く、塗装も薄めに仕上げたカスタム・モデル=H-147ME(14.7mm×409mm/非売品)。
SET UP!
【Drum Kit】
Yamaha Recording Custom & YD-9000
20"×14"BD、12"×8"TT
13"×9"TT、16"×16"FT
【Snare Drum】
TAMA
Bell Bronze 14"×5.5"
【Cymbals】
ZILDJIAN(L→R)
11" K Custom Hybrid Splash
14" K Custom Session HiHat
18" K Custom Hybrid Crash
21" A Sweet Ride
18" A Medium Thin Crash
【Electronic Drums】
Roland
SPD-SX(Sampling Pad)
KT-10(Kick Trigger Pedal)
DRUM KIT
②ロックな鳴りを重視した
ブラック・オイスター・カバリングの
ラディック・スーパークラシック
ステージの2階部分に設置されたブラック・オイスター・カバリングのラディック。サイズが22" 、13" 、16"のスーパークラシックで、60年代製と思われる。ドラム・テックを務める土田つっちー嘉範曰く、「こちらはどちらかというとロック寄りにチューニングしている」とのこと。SPD-SXはいわゆるロータムの位置に、TAMAのブーム・スタンドを用いてセットされている。タムはレール・マウントを使わ、ずスタンドでセッティング。打面ヘッドはバス・ドラムがレモのパワーストローク4コーテッド、タムがカノウプス/レモのSWCコーテッド、フロア・タムが同HAZYコーテッド。ボトムにもコーテッドを張っており、クリア系だったYamahaとの音作りにおける大きな違いと言える。シンバルはこちらもジルジャンで構成。ハイハットのシャフトにはリズムテックのG2ハットトリックが装着されている。スネア・ドラムは70年代製と思われるラディックの400。ストレイナーは現行品(P88AC)へと換装されていた。フット・ペダルは昨年復刻したラディックのスピードキング。予備として、つっちーが高橋幸宏から受け継いだというヴィンテージのスピードキングも用意。足元にはこちらもKT-10が並ぶ。
SET UP!
【Drum Kit】
60s LUDWIG Superclassic
22"×14"BD、13"×9"TT、16"×16"FT
【Snare Drum】
70s LUDWIG
400 14"×5"
【Cymbals】
ZILDJIAN(L→R)
14" Old A New Beat HiHat
16" K Custom Session Crash
22" K Custom Dark Ride
18" A Medium Thin Crash
【Electronic Drums】
Roland
SPD-SX(Sampling Pad)
KT-10(Kick Trigger Pedal)