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【Report】摩天楼オペラのZepp Haneda公演でお披露目となった響の進化する“要塞”セッティング!

  • Photo:Litchi

今年16周年を迎えるV-ROCKバンド、摩天楼オペラが5月4日に“16th Anniversary Live -翠玉のワルツ-”をZepp Hanedaにて開催。2019年に響がドラマーとして加入してからは、最大規模のワンマン公演となったが、チケットは完売! 満員のファンの前で、加速し続けるバンドの勢いを感じさせるスペシャルなステージを展開。

そのエンジン役となる響は筋肉で身体が一回り大きくなった印象で、持ち味であるスピーディ&テクニカルなドラミングに力強さが加わり、音数の多いプレイでも1打1打がしっかりと聴こえてくる。また、激しい曲が並ぶセットリストだったにも関わらず、2時間に渡って全身全霊のプレイを続ける無尽蔵のスタミナも圧巻。

アンコールでは「Curse Of Blood」、「BURNING SOUL」、「真っ白な闇がすべてを塗り替えても」とスラッシュ・ナンバーを立て続けにプレイするなど、文字通り渾身のパフォーマンスを披露してくれた。

編集部が注目したのは響のステージ機材! ドラムは昨年のツアーから使い始めたPearlのCRYSTAL BEAT。ゴールド・パーツを装着した赤いアクリル・シェルに、シンメトリーに並べられたシンバルの組み合わせはインパクト抜群! ラックで組み上げた堅牢な多点セッティングは大舞台によく映える。注目は新たに導入されたキャノン・タムの存在だろう。左右に2つずつ、計4発セットされ、さらなる要塞感を演出。ルックス面はもちろん、プレイ面でも「真実を知っていく物語」などで使用し、効果的なアクセントをもたらしていた。

アニバーサリーを飾るステージでお披露目となった新たな機材の導入について響は下記のように語ってくれた。

導入にはさまざまな理由がありますが、やはり一番は見た目のインパクトです。セッティング位置もかなり悩んだのですが、高い位置にセットすることで、ドラム・セットの要塞感が一気に増したと思います。ただ完全な飾りというのは自分的に避けたいところだったので、もちろんちゃんと手が届く場所には置いてあります(笑)。なのでフレーズにしっかり取り入れるというよりは、曲中の遊びとしてパーカッション的なニュアンスで使ってみたり、ライヴ中に立ち上がって叩くときなどに使っています。ここまでのセットを組むのは大きな会場の時がメインとなりますが、ワンバス・セットにも組みこんでがっつり使ってみたいとも考えています」。

摩天楼オペラは7〜8月に新宿BLAZEでツーマン・ライヴ4公演、そして2024年には東名阪を巡るツアーが決定している。それらの会場でもこの進化を遂げた要塞セッティングが使用されるのか、ぜひ注目してほしい!

ツーマンライブ「BLAZE THE TRAIL」
新宿BLAZE
7/28(金)  Unlucky Morpheus
8/4(金)  零Hz
8/20(日)  キズ
8/23(水) DIAURA

2024年東名阪ツアー
2024/1/13(土) なんばHatch
2024/1/14(日) 名古屋DIAMOND HALL
2024/2/12(月・祝) EX THEATER ROPPONGI

詳細はこちら→https://www.matenrou-opera.net/

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