NOTES
これだけ覚えれば、たいていの曲が叩ける!
“シンプルかつ汎⽤性の⾼い必須フレーズ”を厳選して紹介
ポップス、ロックに登場する“必須フレーズ”を繰り返し叩き、⾝体に覚えさせていくことを目的としたエクササイズ集『万能ドラム・フレーズ練習帳』(山本雄一 著)。演奏方法を確認できる映像に加え、ベースに合わせて練習できるオリジナル・バッキング・トラックを収録している本書の掲載エクササイズの一部を連載形式で紹介します。第2回では、ロックの定番フィルインにチャレンジ!
#2 最強のロック・フィルイン “(ウン)タンタンタン”
存在感から説得力まで抜群なのがこの“(ウン)タンタンタン”をベースとするフィル。これが使われている名曲は数限りなし。フレーズはシンプルなので、初心者にはぜひチャレンジしてもらいたいですね。一方「こんなの簡単!」と思うならば、世界最高峰の“(ウン)タンタンタン”を目指しましょう、ということで今一度基本からスタート!
■基本パターン

▲リズムを3小節プレイし、4小節目に主題を入れます。この基本パターンは、リズムの延長線上にあるフィルという感じですね。アクセントの強さによって、さり気ないフィルからド迫力フィルまで幅広く使えます。ここでまずクリアしたいのは、“アクセント3打とも同じ音量”。最初になりがちな1>2>3打目だと、このフレーズの魅力が出せません。また両手打ちのときは、“利き腕とは逆の手に意識を集中”を心がけるとバランス良く演奏できます。
■Ex-1

▲右手をフロア・タム、左手はスネアの重厚なアクセント。基本は両手とも同じ強さのショットだが音質的にはスネアの方が際立つ。フロア・タムの重低音を強調したい場合は微妙にバランスをコントロールしてみよう。
■Ex-2

▲右手はタムを上から流し、左手はスネアでアタックを出すというメロディアスなパターン。これもスネアが強すぎるとタムの意味がなくなるので、6:4くらいで右手を強く叩いた方がバランスは良くなる。
■Ex-3

▲右手でタム→タム→ハイハット・オープン、左手でスネアというパターンで、音質的には3打目が強調される。次の小節アタマでクラッシュのアクセントを入れない方が良い場合などで効果的だ。
Check!! バッキング・トラックも収録! 教則本『万能ドラム・フレーズ練習帳』
『これだけ覚えれば、たいていの曲が叩ける! 万能ドラム・フレーズ練習帳』
山本雄一(著)
定価:2,420円(本体2,200円+税10%)
仕様:菊倍判/80ページ
ISBN:9784845640782
商品情報はこちら→https://www.rittor-music.co.jp/product/detail/3124217104/