NOTES
これだけ覚えれば、たいていの曲が叩ける!
“シンプルかつ汎⽤性の⾼い必須フレーズ”を厳選して紹介
ポップス、ロックに登場する“必須フレーズ”を繰り返し叩き、⾝体に覚えさせていくことを目的としたエクササイズ集『万能ドラム・フレーズ練習帳』(山本雄一 著)。演奏方法を確認できる映像に加え、ベースに合わせて練習できるオリジナル・バッキング・トラックを収録している本書の掲載エクササイズの一部を連載形式で紹介! 第1回では、基本中のキホンとなる4分音符のフレーズを模範演奏動画と併せてお届けしよう。
#1 基本のキ! 4分音符パターン
いつの間にか「まぁ、これはできるとして」と思い込んでしまう超基本のリズム・パターン。今一度シビアに向き合い、完成度と自信を高めましょう。メチャクチャにシビアなレコーディング現場で、もしくは満員のドーム会場でコレだけを叩き続ける自分をイメージしたら……その恐怖とワクワクで本気になれます!
■基本パターン(BASIC-01)
▲昔も今も世界的名曲の根底にはこのフレーズが流れまくっています。単純明快ですけど「結局コレなのか」という感じです。ですからドラマーに求められる底力も本当に“コレ” だし、優れたドラマーは自分自身の“コレ” を確立しています。まずはシンバルを刻む前段階で、コレだけでも楽しく、そして自信を持って演奏できるように取り組みましょう。スネアは右利きの人なら左手というように、普段スネアを叩く手を使います。
■Ex-1
▲ハイハットの4分刻み。右利きならば右手と右足が一定に揃い続け、2拍目と4拍目のバック・ビートでは3点がピタリと揃う。音の出る瞬間だけではなく直前の引き上げからモーションを揃えて安定感を構築しよう。
■Ex-2
▲世界の音楽シーンを席巻したBTSの「Dynamite」もメイン・パターンはコレ。ハイハットはまず均等な音量で丁寧に刻めるように。その上で“ 強→弱” など曲調に合ったニュアンスも加味できるようにしたい。
■Ex-3
▲Ex-2のライド版。ハイハットとライドの刻みは、身体の使い方、打感、そして響きまで別モノであり、その結果としてライドになると無意識にテンポが遅くなりがち。Ex-2とEx-3の交互練習も含めて取り組もう。
■Ex-4
▲一定のレベルに達したドラマーこそ、“ キックのみの4 分踏み” という超初歩の難易度を理解できるはず。あらゆる奏法や可能性を試しつつ、“ とりあえず踏める” から“ 自信をもって演奏できる” レベルに引き上げよう。
Check!! バッキング・トラックも収録! 教則本『万能ドラム・フレーズ練習帳』
『これだけ覚えれば、たいていの曲が叩ける! 万能ドラム・フレーズ練習帳』
山本雄一(著)
定価:2,420円(本体2,200円+税10%)
仕様:菊倍判/80ページ
ISBN:9784845640782
商品情報はこちら→https://www.rittor-music.co.jp/product/detail/3124217104/