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電子ドラムで覚える正しい“基礎練習”〜Part.5 アクセント#1〜

  • 講師:長野祐亮

ドラム上達に必ず必要でありながら、続けるのが難しく正しいやり方に迷ってしまう“基礎練習”……ここでは、『新生活からエレドラ・デビュー』で紹介したエントリー・モデル、Roland TD-02KとYamaha DTX402KSを活用し、オススメの方法をレクチャーしていきます! エントリー・モデルと言えど豊富なトレーニング機能も備えているので、毎日の練習も楽しくレベルアップ!

アクセント#1

@drumsmagazinejp ハイクオリティなサウンドと多彩な機能を搭載した電子ドラムを駆使し、うまくなる上で必須の基礎練習を10種レクチャー! メロディのないドラムにおいて重要な“アクセント”の練習! 強く叩いて大きく戻し、次の1打も強く叩くフル・ストロークと、弱く叩いて小さく戻し、次の1打も弱く叩くタップ・ストロークの練習です! #PR #drums #rudiments #electronicdrums #roland #accent #fullstroke #tapstroke #VDrums #TD02K ♬ オリジナル楽曲 – リズム&ドラム・マガジン

メロディ楽器のように音階を奏でることができないドラムにとって、音の強弱=アクセントを叩き分ける技術はとても重要になります。

洗練されたアクセントを身につけるためには、スティックを上げる高さのコントロールが重視されます。大きな音は高い位置から振り下ろし、小さな音は低い位置からスティックを落とすのですが、その高低差を使い分けるための4種類のストロークというものがあります。

ここでは、まずアクセントを叩くための“フル・ストローク”と、ノー・アクセントを叩くための“タップ・ストローク”の2種類を使ったエクササイズを紹介しましょう。

Ex-5aは右手にアクセントを付けた右左交互打ちの8分音符で、右手はスティックをハイ・ポジション(高い位置)からハイ・ポジションへ引き戻す“フル・ストローク”、そして左手のノー・アクセントはスティックをロー・ポジション(低い位置)からロー・ポジションに戻す“タップ・ストローク”を用います。

フル・ストロークは、30~40cm程度の高さからスティックを振り下ろし、ヒットの瞬間の跳ね返り(リバウンド)をうまく使って、ボールを弾ませるように元の位置に戻すこと。タップ・ストロークは、2~3cm程度の高さから、軽く落とす要領で音を鳴らすことがポイントとなります。右手スタートに慣れたら、左手がアクセントとなる譜例bにもトライしてください。

Point!
・フル・ストロークは跳ね返りをうまく利用してスティックをハイ・ポジションに戻そう。
・タップ・ストロークはスティックを軽く落とすような感覚で演奏しよう。

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