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    【StickTok】#5 ラフ(ドラッグ)

    • Text:Rhythm & Drums Magazine、Yusuke Nagano Illustration:Chihiro Yaegashi

    #5 ラフ(ドラッグ)

    ドラマガとTikTokのコラボ企画=StickTok(スティックトック)。TikTokを通じて“学び”のコンテンツを配信する #tiktok教室#ためになるtiktok の一環で、ドラム未経験者&初心者、「基礎練習ってどうすればいいかわからない」とお悩みのドラマーへ、30秒で自宅でも楽しく練習ができる動画を投稿していきます! 第5回は、装飾音符が2打に増えたラフ。ドラッグとも呼びます。装飾音符に気を取られず、本音符をジャストの位置で叩くことも忘れずに練習しましょう。

    32分音符のタイミングを参考に
    大きな音符に置き換えて練習していこう

    本音符の直前に装飾音符を2打加えた奏法を、ラフ(Ruff)もしくはドラッグ(Drag)と呼びます。フラムよりも本音符を呼び込む勢いがつき、フレーズへのつながりを滑らかにする効果もあります

    ラフを叩くタイミングは音楽のジャンルやテンポによっても変わることがありますが、マーチングやドラム・セットにおいては32分音符のタイミングで演奏されるケースが多いので、まずはそれを意識しながら演奏してみましょう。

    タイミングが掴みづらい場合は、Ex-9に示したように、4分音符と8分音符のような大きな音符に置き換えて練習するのも良い方法。譜例では1小節目で4分音符と8分ウラを叩き、2小節目で8分ウラを16分音符×2に発展させています。

    また装飾音を左右交互に入れ替える場合は、ある程度スピードが上がると、装飾音を叩いたスティックをハイ・ポジションに引き上げて(アップ・ストローク)、次のアクセントに備える動きが必要になります。

    それに慣れるためには、Ex-10のようにスティックのポジション操作を身体に染み込ませる練習がお勧めです。

    ◎Ex-9. 装飾音符のタイミングを4分/8分に置き換えた練習

    Ex-9 練習例

    Point!─装飾音符に気を取られて、ジャストで叩く本音符がズレてしまわないよう注意!まずは装飾音符を8分音符と16分音符に置き換えて練習しよう!

    ◎Ex-10. アクセントに備えた動きに慣れる練習

    Ex-10 練習例

    Point!─ダウン・ストローク/アップ・ストロークはドラム・セットで演奏する際も、アクセントをつけるための大切なテクニックです。自然とできるようになるまで繰り返し練習しましょう。

    Information

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