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【StickTok】#4 フラム
- Text:Rhythm & Drums Magazine、Yusuke Nagano Illustration:Chihiro Yaegashi
#4 フラム
ドラマガとTikTokのコラボ企画=StickTok(スティックトック)。TikTokを通じて“学び”のコンテンツを配信する #tiktok教室、#ためになるtiktok の一環で、ドラム未経験者&初心者、「基礎練習ってどうすればいいかわからない」とお悩みのドラマーへ、30秒で自宅でも楽しく練習ができる動画を投稿していきます! 前回までは手順に気をつけて練習するのがメインでしたが、第四回はフラムということで、装飾音符が登場してきます。音の強弱や、スティックのポジションのコントロールを意識して練習していきましょう!
左右の装飾音符のタイミングを意識
離れすぎず重なりすぎず
2打でひとまとまりに聴こえるように
ジャストのタイミングで叩く音符(本音符)の直前に“装飾音符”を1打加えた奏法がフラム(Flam)。装飾音符とは、メインとなる音符の前にごくごく短い音で演奏される音符のことで、あたかも複数の人が同時に叩いたような厚みのある音を鳴らすことができます。
ポイントは、左右の装飾音符のタイミングにムラが出ないように意識すること。そして装飾音符と本音符が離れすぎず重なりすぎず、ちょうど良くズラした2打でひとまとまりに聴こえるように演奏することです。
まずはEx-7のように、左手と右手のフラムを個別に練習して、装飾音符のタイミングを掴んでみましょう。このとき、装飾音符に“フ”、本音符に“ラム”という言葉をあてはめて「フラム!」と歌いながら練習するのが効果的。
ドラム・セットに応用する際は、本音符も装飾音符も同じくらいの強さで演奏されることも多いですが、ルーディメンツの練習では装飾音符は小さめの音量で演奏することが基本で、そのためには装飾音符を叩くスティックの高さも大切になってきます。
スティックの高さをコントロールするために、Ex-8のような、叩いたあとのスティックを、低いポジションと高いポジションの交互に持ってくる練習をするのも効果的です。これをダウン・ストロークとアップ・ストロークといいます。
◎Ex-7. 装飾音符のタイミングを掴む練習
Point!─まずは片手ずつ装飾音符を叩く感覚を掴んでいきましょう。7拍叩いたら1拍置いて、反対の手に切り替えます。
◎Ex-8. スティックの高さをコントロールする練習
Point!─ダウン・ストローク/アップ・ストロークの使い分けがカギとなります。少し大袈裟に思うくらいまでスティックを高く/低く構えてみましょう。
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