NOTES
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UP
【StickTok】#3 シングル・パラディドル
- Text:Rhythm & Drums Magazine、Yusuke Nagano Illustration:Chihiro Yaegashi
#3 シングル・パラディドル
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ドラマガとTikTokのコラボ企画=StickTok(スティックトック)。TikTokを通じて“学び”のコンテンツを配信する #tiktok教室、#ためになるtiktok の一環で、ドラム未経験者&初心者、「基礎練習ってどうすればいいかわからない」とお悩みのドラマーへ、30秒で自宅でも楽しく練習ができる動画を投稿していきます! 第三回はシングル・ストロークとダブル・ストロークを組み合わせた“ルーディメンツの王様”、パラディドルです! 手順を確認しながらゆっくり練習していきましょう。
ルーディメンツの“王様”
シングルとダブルの合わせワザ!
ドラムを演奏するための基本的な手順を集めたルーディメンツの中でも、王様的な存在と言えるのがパラディドル(Paradiddle)。今までやってきたシングル・ストローク(交互打ち)とダブル・ストローク(2連打)を組み合わせたような音の並びになっています。
パラディドルのパラは“右左”もしくは“左右”、ディドルが“右右”もしくは“左左”を意味しており、海外では、「パ・ラ・ディ・ドゥ」と歌いながら叩く練習法も定番とされていますが、実際にやってみると確かに手順が身体に馴染みやすいのでぜひ試してみてください。
基本の手順では、1打目の“パ”にアクセントをつけているので、Ex-5に示したように、2打目の“ラ”の音を叩いたらスティックを引き上げて、次のアクセントに備えることがポイントです。
パラディドルはドラム・セットにも幅広く応用されるルーディメンツで、Ex-6に示したように、スタート・ポイントを変えたバリエーションが他に3種類あります。それぞれは音の並びが違うように見えますが、アクセントを基準に見ていくと基本形と同じ手順になっていますので、慣れたらすべてにトライしてみてください。
◎Ex-5. アクセントに控えた動きの練習(R=右、L=左)
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Point!─
D=ダウンストローク:アクセントをつけて叩いたあと、スティックを振り上げず、打面近くにキープする動き
U=アップストローク:アクセントをつけずに叩いたあと、スティックを振り上げる動き
T=タップストローク:アクセントをつけずに打面近くから叩いたあと、また打面近くにキープする動き
◎Ex-6. パラディドルのバリエーション
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Point!─シングル・パラディドルの基本的な手順を、そのまま1打ずつ後ろにずらしています。ドラム・セットでも応用できるので、スネアやタムなど叩く場所を変えていろいろなフレーズにチャレンジしてみよう!
Information
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