サイモン・フィリップスが5年ぶりとなるリーダー・アルバム『プロトコル V』を3月2日にリリースする。

17年に発表された前作『プロトコルⅣ』にも参加したアーネスト・ティブス（b）をはじめ、オトマロ・ルイーズ（key）、アレックス・シル（g）、ジェイコブ・セスニー（sax）ら、気鋭のミュージシャンを起用し、ハード・フュージョン～ジャズ・ロックといった雰囲気を醸した熱い演奏を展開している模様だ。

収録曲は、すべてサイモンが作曲（共作もあり）を担当しており、彼は楽曲について以下のように語っている。

「私は12歳の頃からツアーに出ていて、音楽理論について学ぶ機会が無かったので独学なんだよ。普段は作曲にキーボードを使っていて、頭に浮かんだものを書き留めている。作曲がメロディから始まる時もあれば、コード進行から始まる時もあるけれど、リズムから始まることはほとんど無い。それでも時には意外なところから曲に繋がっていくこともあって、1曲目の「ジャガナス」のイントロはモーグ・シンセサイザーをいじっているうちに弾いた音をアルペジオで並べて出来た曲なんだ」。

2月には65歳になるというサイモンだが、進化を続ける激しくもテクニカルなドラミングに期待したい。

『プロトコル V』／サイモン・フィリップス
ユニバーサル UCCU-1659
￥2,860　2022年3月2日発売

収録曲
01.ジャガナス　Jagannath （6:51）
02.アイソスリース　Isosceles （6:43）
03.ニャンガ　Nyanga （7:47）
04.ウンデウィギンティ　Undeviginti （6:48）
05.ホエン・ザ・キャッツ・アウェイ　When The Cat’s Away （6:12）
06.ダーク・スター　Dark Star （6:44）
07.ザ・ロング・ロード・ホーム　The Long Road Home （11:25）

HP→https://jazz.lnk.to/Simon_Phillips_ProtocolVPR