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大阪・道頓堀の名物、看板人形のくいだおれ太郎が、ヤマハミュージックジャパンとエンドース契約を結んだことを発表した。
一瞬、エイプリルフールを疑うようなニュースだが、1950年の「大阪名物くいだおれ」開店以降、実に70年以上にわたり店頭でスネアを叩き続けた“ドラマー”と言える。
すでにYamahaのアーティスト・ページにはくいだおれ太郎が追加されており、本人(?)からの関西弁コメントも掲載されている。
昔はええ国産の太鼓も少のうおましたけど、Yamahaの太鼓は賑やかな道頓堀でも音がよう通りますし、丈夫やさかい安心して使えますねん。これからも道頓堀にお越しになるお客様に楽しんでいただけるように、この太鼓を叩き続けとうおます。
2017年9月にはYamahaのマーチングキャリア、9500シリーズの発売記念キャンペーンでのコラボや、2018年の「第49回 日本吹奏楽指導者クリニック」ではYamahaブースのフォト・スポットにも登場するなど、関係を深めてきた両者。
2021年に惜しまれつつこの世を去った、Yamahaの顔とも言えるドラマー、菅沼孝三氏も同じく大阪出身なだけに、“大阪の顔”とも言えるくいだおれ太郎とのエンドース契約はどこか縁を感じてしまうし、ドラム専門誌としては感慨深くも感じてしまう。
4月24日には契約締結を記念して、中座くいだおれビルにてコンサート・スネア、CSS-1450Aの贈呈式も行われるとのこと。CSS-1450Aはスティール・シェルを採用し、操作性の高いQタイプ・ストレイナーを装備、音がまとまりやすく初心者にも扱いやすいYamahaのベーシック・コンサート・スネア。
新たなスネアを手に入れるくいだおれ太郎のスティックさばきにこれからも注目したい。