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ジャパニーズ・ロック・シーンの最前線に立ち続けるB’zのヴォーカリスト=稲葉浩志が、6作目となるソロ・アルバム『只者』をリリース。ミュージシャン・クレジットによると、全12曲で構成された今作では、徳永暁人(b)とDURAN(g)がメインでプレイし、ドラマーは豪華5名が参加。その面々を紹介していこう。
まずは、稲葉が出演した音楽番組で久しぶりに共演する姿が見られ、現在開催中の”Koshi Inaba LIVE 2024 〜enⅣ〜”のツアー・サポートも務めるシェーン・ガラス。今作ではロック色の強い「ブラックホール」、「Starchaser」、「Chataeu Blanc」の3曲でプレイし、持ち前のパワフルなビートを聴かせている。
先行配信されたCMタイアップ曲「NOW」、そしてエレクトロニック・サウンドの絡む「BANTAM」のボトムを支えたのは、B’zの『Highway X』(2022年)にも参加した玉田豊夢。この2曲は共に、ベースに日向秀和を迎え、蔦谷好位置がサウンドを手がけている。
しっとりとしたバラード「我が魂の羅針」には、昨年2月に行われたアリーナ公演、“Koshi Inaba LIVE 2023 〜en3.5〜”のサポートも務めた鈴木英哉[Mr.children]が参加。Mr.childrenとB’zのライヴ共演(B’z presents UNITE #01)がきっかけと思われる豪華タッグは、今作のトピックの1つと言えるだろう。
今作には、日本が誇るポップスの名手達も名を連ねる。YouTubeチャンネルの“THE FIRST TAKE”でも稲葉が歌唱した「Stray Hearts」では、河村“カースケ”智康が温かみのあるドラム・サウンドと歌心溢れるプレイを聴かせる。
そして、「VIVA!」、「空夢」、「シャッター」、「気分はI am All yours」と、今作最多となる4曲を演奏した山木秀夫は、各楽曲の叙情感を引き立てるオール・ラウンドなドラミングが印象的。
極上のテクニックを持つドラマー陣が”適材適所”の楽曲で腕を振るい、稲葉のヴォーカルに寄り添う『只者』。ぜひチェックしてみてほしい。
稲葉浩志『只者』
VERMILLION RECORDS [通常盤]BMCV-8069 ¥3,520(+税)
〜収録曲〜
01. ブラックホール d:シェーン・ガラス
02. Starchaser d:シェーン・ガラス
03. Stray Hearts d:河村“カースケ”智康
04. 我が魂の羅針 d:鈴木英哉
05. VIVA! d:山木秀夫
06. NOW d:玉田豊夢
07. 空夢 d:山木秀夫
08. Chateau Blanc d:シェーン・ガラス
09. シャッター d:山木秀夫
10. BANTAM d:玉田豊夢
11. 気分はI am All Yours d:山木秀夫
12. cocoa