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ピート・トーマスの強靭なビートが冴えるエルヴィス・コステロの最新作

  • Text:Shinichi Takeuchi
  • Photo:Diana Krall

エルヴィス・コステロが、2022年1月14日にニュー・アルバム『ザ・ボーイ・ネームド・イフ』をリリースする。

コステロは昨年来からリリース・ラッシュ。昨年10月、ソロ名義のアルバム『ヘイ・クロックフェイス』を発表すると、今年に入りイギー・ポップとイザベル・アジャーニのヴォーカルをフィーチャーしたフランス語のEP「La Face de Pendule à Coucou」、そして1978年の『ディス・イヤーズ・モデル』とスペイン語ヴォーカル・トラックをマッシュ・アップしたスーパー・コラボレーション・アルバム『Spanish Model』を立て続けにリリースし、健在ぶりをアピールしている。

今作は3年ぶりにジ・インポスターズとタッグを組んだ作品で、コステロ曰く「1本のエレクトリック・ギターだけで始めた。シャープやフラットを使ってみたり、ローダウンしたり、逆を試したりしながら、明るいメジャーキーの5曲を作っていた。徐々に、ジ・インポスターズが演奏できるように全く新しいレコードを書いていったんだ。そして、最初にリズム・セクション……自分のギターとピート・トーマスのグレッチ・ドラムを録音したんだ」とのことで、彼らしいキャッチーなロックンロールが期待できそうだ。

ドラムのピート・トーマスは、70年代のジ・アトラクションズ時代から共演を続ける盟友とも言える存在。先行公開された「Magnificent Hurt 」でも彼らしい強靭なビートを披露しており、コステロの音楽の機微を知るピートのドラミングにも大いに注目だ。

なお、日本盤にはボーナス・トラックが1曲追加されるとのこと。

◎作品情報
『ザ・ボーイ・ネームド・イフ』
エルヴィス・コステロ&ジ・インポスターズ

発売元:ユニバーサル 品番:UICY-16039  視聴/予約はこちら●ユニバーサル