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デヴィッド・ガリバルディがタワー・オブ・パワーを脱退!

1970年にデビューし、半世紀に渡って音楽シーンを牽引してきたタワー・オブ・パワー。盟友、フランシス・“ロッコ”・プレスティアとの黄金タッグで、世界中の演奏家に影響を与えたデヴィッド・ガリバルディがバンドを脱退することが発表された。

バンドのSNSに公開された本人のメッセージによると、1月12日をもってすでにバンドを離れたそうで、昨年のヨーロッパ・ツアーの途中から身体に違和感を感じていたという。

デヴィッド・ガリバルディは1946年生まれ。カリフォルニア州オークランド出身。地元ベイエリアで演奏活動をスタートさせ、兵役を終えたタワー・オブ・パワーへ加入。バンドの心臓を担うロッコとのリズム・セクションは注目を集め、70年代に一世を風靡。

2005年5月号で行ったロッコとの対談では「TOPは他のどのバンドとも違う個性的なサウンドを持っていて、ロッコのベースがそのための重要な役割を果たしていた」とその印象を語っている。

ガリバルディは過去にも2度バンドを脱退しており、81年の脱退後、長い期間を経て、98年に完全復帰。以降不動のメンバーとしてバンドを支え、世界中のオーディエンスを鼓舞し続けてきた。

今回、タワー・オブ・パワーからは離れることになったが、引退したわけではないという声明も発表しているので、77歳となり、円熟の極みを迎えた名手が、今後どのような活動を繰り広げていくのか、期待したい。