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アート・ブレイキー初来日公演のライヴ音源が発掘!

  • Photo:Hozumi Nakadaira

2019年に生誕100周年を迎えたジャズ・レジェンド、アート・ブレイキー。彼率いるバンド、アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズが初来日を果たした1961年のライヴ音源が発掘され、『ファースト・フライト・トゥ・トーキョー』と題して発売されることが決定した。

本作は来日ツアーを追いかけたドキュメンタリー映画『黒いさくれつ』用に記録されたもので、1月14日の日比谷公会堂でのステージを収録。権利の問題で映画はお蔵入りとなり、フィルムも破棄され、このマスターテープの所在も不明だったという。それから長い月日を経て、2017年に映画スタッフの遺品からテープが発見。数年に渡るリサーチが行われ、今回、名門ブルーノート・レーベルから発売されることとなった。

メッセンジャーズのメンバーは、リー・モーガン(tp) 、ウェイン・ショーター(sax)、 ボビー・ティモンズ(p)、 ジミー・メリット(b)という布陣で、「モーニン」、「ブルース・マーチ」、「チュニジアの夜」などの代表曲を含む9曲が収録されている。

すでに「モーニン」の音源が公開されているが、臨場感たっぷりで、彼の代名詞である“ナイアガラ・ロール”もしっかりと確認することができる。発売は11月5日で、全世界同時リリースされるとのこと。

◎作品情報
『ファースト・フライト・トゥ・トーキョー』
アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ

発売元:ユニバーサル 品番: UCCQ-1145〜46 詳細はこちら●ユニバーサル

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