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難聴になったドラマーの再生を描いた映画「サウンド・オブ・メタル〜聞こえるということ〜」
- Text:Shinichi Takeuchi
ドラマーを主人公にした映画「サウンド・オブ・メタル〜聞こえるということ〜」が10月に劇場公開されることが決定した。
本作は、突然難聴になってしまったヘヴィ・メタル・バンドのドラマーが直面する問題と、心の葛藤と再生を描いた作品で、今年のアカデミー賞/主演男優賞/助演男優賞/脚本賞/編集賞/音響賞の主要6部門にノミネートされ、音響賞/編集賞の2部門を受賞した話題作。すでにAmazon Prime Videoで配信されているが、劇場公開版では、さらに見応えのあるものに仕上がっているという。
劇場版の最大の魅力は、その“音”。音響デザイナーのニコラス・ベッカーが作り上げた音は、主人公が聴覚ではなく、身体的な振動を経験している様子など、主人公が体験する“音”と“静寂”の世界を観客が疑似体験できるものになっている。
大音量の中での演奏を経験し、聴力の不調を経験したことのあるドラマーであれば、主人公の体験は他人事とは思えないものだろうし、劇場の音響面からもそれが促されるのであれば、なお一層リアルなものとなるだろう。この映画で主人公の人生を追体験し、あらためて音楽に向き合うことの意義を考えてみてはいかがだろうか。
【あらすじ】
メタル・ドラマーのルーベンは、聴力を失い始める。医師に今後も悪化すると言われ、ミュージシャンとしての自分も人生も終わりだと考える。恋人のルーは元ドラッグ依存症のルーベンをろう者のコミュニティーに参加させ、再びドラッグに走ることを防ぎ、新しい人生に適応できることを願う。ルーベンはろう者のコミュニティーで歓迎され、ありのままの自分を受け入れるが、新しい自分とこれまで歩んできた人生とのどちらかを選ぶのか葛藤する(動画配信サイトより)。
監督:ダリウス・マーダー
出演:リズ・アーメッド、オリヴィア・クック、ポール・レイシー
【極上の鑑賞環境の映画館で、映画製作者が本編に創りこんだ音を全身で感じられる貴重な映画体験ができる”こだわりの劇場”で先行公開!】
10/1(金)公開
<東京>
ヒューマントラストシネマ渋谷
シネマート新宿
アップリンク吉祥寺
<大阪>
シネ・リーブル梅田
<京都>
アップリンク京都
近日公開
<東京>
立川シネマシティ
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