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試奏レポート【MEINL】Classics Custom Dual Series Cymbals
- Review:Takuya Yamamoto Photo:Takashi Yashima
Review
22″ Ride
重さがありながらクラッシュもできる
ハイクオリティで実用的な仕上がり
ベーシックなB20ブロンズに比べて、やや銅の割合が多いB12ブロンズということで、高域に輝きのあるシャリっとした質感の傾向になりやすい材が用いられていますが、軽く磨かれた表面、黒く塗られた中央付近というコンビネーションにより、チップのアタックの明瞭さと、温かみのある豊かな響きを両立させた、ハイクオリティで実用的な楽器として仕上がっています。
ベルとボウの音ヌケには、重めのウェイトと、指向するサウンド・キャラクターが明確に感じられますが、重さのわりにクラッシュもできて、このルックスとトーンを求めるドラマーのニーズへ応えると共に、マイネルらしさを盛り込む手腕だなと感心します。22″はシリーズ間の統一性を論じる上で、重要なポジションを担うモデルですね。