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試奏レポート【EVANS】dB One Reduced Volume Cymbal & Drumhead
- Photo:Takashi Yashima Review:Takuya Yamamoto[bohemianvoodoo]
独自の技術が詰め込まれた
エヴァンスの小音シンバル&ヘッド
エヴァンスより、注目の小音シンバルとドラムヘッドが発売される。「dB One」シリーズは、通常に比べ音量を80%低減。シンバルはステンレス製で、“dBalance™”という独自のホール・パターンを採用。標準的なキャスト・シンバルの演奏感を味わえるよう設計されているという。一方ヘッドはShockWave™ Mesh と呼ばれるメッシュ・ヘッドをベースに、ウレタン風素材やインパクト・パッド、フィルムなど、用途に合わせて組み合わせる素材を変え、リアルなタッチとフィーリング、ピッチのあるサウンドを実現したという。シンバルはセットのみ、ヘッドはサイズのラインナップ豊富も豊富で(ヘッドの全ラインナップはこちら)、単品販売と、FusionやRockといった用途に合わせたタム用ヘッドのセット販売を行っている他、シンバル&ヘッドのパッケージも用意されている。
●dB One Cymbal & Drumhead Rock Pack ECPPB-DB1-R ¥88,000
下記シンバル&ドラム・ヘッドのパッケージ販売
Review
タッチとトーンが感じられる
音量を抑えつつかなり楽器寄りなキャラクター
すでに同分野の他社製品を試している方も多いはずですが、このdB Oneには、新たな可能性を感じます。まずメッシュ・ヘッドといえば、トレーニング用のイメージが強いと思いますが、こちらはかなり楽器寄りなキャラクターです。闇雲に音量を抑えるだけではなく、タッチとトーンがわかる程度に鳴るようにできていて、シンバルとの音量バランスもイイ線を行っています。タムとバス・ドラムは、裏ヘッドのピッチを出すことで、楽器らしい音色として成立させているので、ダブル・ヘッドという楽器に対しての理解が深まります。スネアに関しては、“この手があったか!”という驚きがあり、繊細なシェルのエッジを、メッシュから保護する設計になってる点も好印象です。
シンバルに関しては、ピッチ感が強い点は気になることもあるかもしれませんが、ブラックのフィニッシュのおかげで、ハイがマイルドで、タイコとの馴染みは良い感じです。この手の楽器は、スティック自体の鳴りの大きさが最大の課題なので、状況によってどう作用するかは、意識した方が良いでしょう。ヘッドとしてはやや高価ですが、仕事の道具として、例えばレッスン用途としては、かなり魅力的です。プライベート用でも、すでにドラム・セットを持っている方は、これで使える状況が増えるかもしれませんね。
<dB One ドラム・ヘッド・ラインナップ>
Snare Batter
13″(TT13DB1S):¥8,580
14″(TT14DB1S):¥8,800
Tom Batter
10″(TT10DB1):¥7,260
12″(TT12DB1):¥7,590
13″(TT13DB1):¥7,920
14″(TT14DB1):¥8,140
15″(TT15DB1):¥8,360
16″(TT16DB1):¥8,580
18″(TT18DB1):¥9,350
Bass Drum Batter
18″(BD18DB1):¥14,300
20″(BD20DB1):¥14,850
22″(BD22DB1):¥15,400
24″(BD24DB1):¥17,050
Tom Packs
Fusion(ETP-DB1-F):¥19,250
【セット内容】10″/12″/14″ Tom Batter
Rock(ETP-DB1-R):¥19,580
【セット内容】10″/12″/16″ Tom Batter
Standard(ETP-DB1-S):¥19,800
【セット内容】12″/13″/16″ Tom Batter
製品ページ:HP
お問い合わせ:キョーリツコーポレーション(http://kyoritsu-group.com/support)