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LUNA SEA 真矢が脳腫瘍・がん闘病を公表 “ルナフェス”代役は淳士

結成35周年を迎えたロック・バンド=LUNA SEAが、9月8日、公式サイトにてドラマー真矢の病状について発表。脳腫瘍が見つかり療養に専念すること、そして2020年には大腸がんのステージ4を宣告され、さまざまな治療を受けながら活動を継続してきたことも明らかとなった。

公表コメントにて、結成30周年の節目となる2020年にステージ4の大腸がんを宣告されながらも、7度の手術、抗がん剤や放射線による治療を併用してライヴやアニバーサリー・ツアーを走り切ったと明かした真矢。

2025年2月の結成35周年ツアーも完遂し、活動がひと段落したところでめまいに倒れ、MRI検査を受けたところ新たに脳腫瘍が発覚したのだという。

その放射線治療に伴い、万一炎症などが起こった際に演奏に支障をきたすことも予想されるため、大事を取って、11月8、9日に開催される“LUNATIC FEST. 2025”への出演見送りも発表。LUNA SEAのステージを支える代役のドラマーは、真矢の弟子であり、厚い信頼を寄せる淳士[SIAM SHADE]が務めることとなった。

なお真矢は、9月27、28日に自身の故郷である神奈川県・秦野にて開催予定の「たばこ祭」には車椅子での参加を予定しているとのこと。

▲LUNA SEA(L→R)
SUGIZO(g)、真矢(d)、RYUICHI(vo)、INORAN(g)、J(b)

その病状や逆境を微塵も感じさせずLUNA SEAのステージに立ち続け、バンドの屋台骨として気丈かつ真摯にツアーを走ってきた真矢。楽器の中でもフィジカル面に直結するドラム・セットを、病を押してパワフルかつタイトに全身で鳴らし、結成35周年ツアーをもやり遂げた胆力と意識の高さに頭が下がる。

なお、ドラマガ本誌2025年10月号掲載のため、編集部は8月に真矢&RYUICHIの2人に取材を実施していたが、その取材時にも、真矢はいつものように陽気な様子でインタビューに応えてくれていたため、闘病中という気配は一切感じられなかった。そういった背景もあり、今回の公表は編集部としても驚くばかりだ。

真矢のコメントにも「ずっと希望を失わないことを約束します」など前向きな言葉が綴られているように、体調の1日でも早い回復と共に、またステージで持ち前の精緻なドラム・パフォーマンス&ユーモアでオーディエンスを楽しませてくれることを願っている。